今年はプライベート、パブリック共に展示会は出展予定、新製品も着々準備中(ライノス)
好評の独・ハーマンビルツ社の裏座ぐりカッター
- ライノスの末次会長を訪問し、コロナ禍のもとで今期はどのように推移したか、仕入れへの影響を含め、取材した。
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- ライノスの主要な仕事は、改めて言うまでもないが、欧米の特徴ある製品を輸入して国内市場に販売し、日本のものづくりを支えていくことにある。
- 「スイスなど、一部の国を除いて欧米は、ロックダウンを敷いたため、出社が制限され、製造に従事する人が制限され、生産が制限された。はっきり申し上げて、モノの入荷が落ちた。たとえば、オーダーしてから手にするまで、1カ月だったのが、2か月から3カ月へと延びてしまった」と末次会長。
- 入荷の動きは上期よりも下期の方が鈍化してきたと言うから、ずばりコロナ急拡大が直撃した格好になる。
- 「しかも、国際貨物は、コロナの影響で一斉値上げとなった」。
- また、国内営業に関しては「中部地区辺りまでは、日帰り出張して直接、お客さんとやり取りできる機会はあったが、関東を中心にそれ以外の地区については移動の制限もあり基本的には電話対応が多かった。ただ、地元である大阪のお客さんは感染対策をしながらの直接訪問が大半だった。今期の国内販売は大幅ダウンを余儀なくされた」。
- 今年に入り、展示会が徐々に復活しつつあるなか、ライノスも「京都や長野のディーラー主催のプライベートショーや10月のメカトロテック出展は既に決定している」。
- 仕込みも抜かりなく、たとえば、ドイツのハ―マンビルツ社の新アイテムをテスト中で「展示会に合わせて、各種新製品を準備しているところ」と末次会長は意欲満々だ。