ライノスがJIMTОFでもステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」を継続アピール
濱口営業課長
- ライノスでは、高水準の受注が継続し、納期遅延への対応でヨーロッパ各社の仕入先訪問の頻度も高くなってきている。
- 現場の第一線で活躍する営業担当の濵口氏は「たとえば、ドイツ・ミラー社のMEGAドリルリーマ。被削材を選ばず、H7の精度を出す、このアイテムの売れ行きは特に好調だ。10年以上、ロングセラーを継続しており、現時点で『注残』の代表格。当社代表の末次が3月にもミラー社を訪問し、納期の順守を改めて迫った」そうだ。
- JIMTОFでは、このMEGAドリルリーマなどの既存商品の更なる深耕と、クーラントを工具の刃先や被削材にピンポイントで吹き付けるスイスのステンレス製ホース「ヒルトライン」のアピールに注力していく。
- 「プラスチック製のホースだと、切り屑の熱などでホースが劣化して役割を果たせなくなるとの声を背景に、特に大手自動車関連ユーザーからのリプレースが継続している」そうだ。
- 昨年のメカトロテックでは、ホース内径8分の1サイズを新たにラインアップしたバージョンを発表。2分の1、4分の1と合わせ、他社のプラスチック製同様、基本的なサイズが整えられた。
- 「8分の1サイズをリリースしたことで、限られた加工スペースの中でホースの取り回しが困難である小型自動旋盤への搭載も増えてきており、好評価を得ている。一度、採用されれば、工具の耐久性の向上や生産性の向上が結果に表れ、現場内の他の機械にも横展開され、受注へと結びついている」。
- ヒルトラインの拡販を通じて、主要な販売品目である切削工具の売り上げに繋げていく狙いもある。
- JIMTОF会場で、今後の売り上げに、どの程度結びつけられるか。期待は大きい。