「スマイルキャンペーン」展開する和井田製作所。「今だからこそ、より深いつながりを」
和井田社長
- コロナ禍のもとで、時間をいかに有効に活用するか。和井田製作所の和井田社長、久保副社長、比良営業部長とズーム会議を実施。投稿の形でまとめてみた。
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- まず弊社は4月よりコロナ禍後の世の中の変化について考察し、その為に将来にわたって必要なることを検討、実行するプロジェクトを立ち上げました。
- 内容は、オフィスの感染症防止、従業員の安全確保、リモートインフラの整備、リモート立会い、実習、テストの実施、開発の方向性の再点検、技術の継承など多岐にわたり、今はそれを実行している最中にあります。
- とにかく思いついたことは積極的にトライし、その中で将来につながるものを定着させていくつもりです。
- 特にインフラ整備は重要で、コロナが終息した後もお客様との新たなコミュニケーションツールとして活用できるよう形にしていきたいと考えています。
- 全ての活動でWEBへの置き換えは進んでいますが、一方で弊社としては9月より"スマイルキャンペーン〟というものを始めました。
- これは、望んで頂けるなら、直接訪問してお客様の役に立つ活動を行うというものです。
- 弊社のすべてのスタッフを対象とし、日々の加工や保全、機械操作など困っていることなら何でも相談に応じ一緒に解決する試みです。
- "中々会えない今だからこそお客様と深くつながりたい〟"直接、接することで将来に役に立つ貢献をしたい〟という思いを伝える意図もあります。
- やってみて分かったことですが、お客様も人恋しいようで(笑)思っていたよりもずっと歓迎され喜んでもらえます。望まれて伺いますから弊社スタッフも普段よりもより"ありがとう〟と言って貰え、このコロナ禍で何かとモチベーションを保ちにくい時期の"お互いの心のワクチン〟になっていると感じ弊社としても有り難いです。
- もちろん、すべてがうまくいく訳ではないですし時間的な限界もありますが、このようなハート to ハートの試みは今後も続けて行きたいと考えています。
- 市況としては5月が底とは見ているが、回復ペースは若干鈍い印象を持っています。
- 後半に向けての各エリアの状況は「自動車の回復やスマートフォン関連などを中心に中国市場は戻りつつあるが、強固ではありません。北米も若干、回復傾向にあるものの、欧州はまだ、良くない状況が継続しています」。
- そのなかで「金型関連のお客様の発掘が重要と見ています。その際、特に東南アジアにおけるサプライチェーンの再編を見据えどのように展開していくかがカギです」。
- 上半期の状況がある程度下半期も続くと見ているが、需要の方向性はある程度はっきりしていると思うので、前述の施策を確実に形にしてお客様に貢献していきたいと考えています。