NC自動旋盤用キーシードカッタを初披露する大洋ツール
高萩敦之社長
-
プラス1コマのブースが確保できたことで、大洋ツールは、得意とするカッターの総ラインナップを目の当たりにできるよう配慮している。
-
高萩敦之社長は「Tスロット、千鳥刃、キーシード・・・改良や寸法拡大などを施し、『価値ある従来品』を手に取って、ご確認いただく。径30ミリ以下、厚み3ミリ以下、コンマ1飛びで取り揃えられ、寸法拡大したキーシードカッタ(超硬・ハイス)のほか、特に今回、NC自動旋盤用のキーシードカッタが初披露となる」と語る。
-
アピールでは、強ねじれの1枚刃「チャンファリングツール」に引き続き力を入れ、総じて、ここ3年から5年の間で世に問うた新製品をブースに網羅していくことになる。
-
「アテンドに当たっては、準備から工場長とスタッフがその任に付き、全面的に任せることになった。製造を担う者が直接『お客様の声を刃形(かたち)にする』‐を実践する場となる」。
-
前回のJIMTOFでは1000人以上が来場。「困りごと」をどれだけ拾えるかがカギを握る。
-
「今後、営業を強化していくうえでの、『過渡期』的段階として、製造に従事するスタッフを積極的にお得意先やユーザーの現場に赴かせている。最近では代理店の在庫確認等もある程度、任せるようになってきている」。
-
ここ数年、工場の「NC化」が積極的に進めると同時に、短納期対応を図るため、メインの工場棟とは別に旋盤工程の改善を図るため機能集約させた旋盤棟を完成させた。
-
「人、設備、工場環境・・・大きなことはできないが、一歩、一歩、地道に前進でき得るよう、努力している。JIMTOFをどのように迎え、その後、どのようにフォローしていくか。次の段階に進める機会にしたい」と高萩社長は締めくくった。