メカトロテック出展の宇都宮製作所製コンセプトマシン「UG‐20」に多数の質問、意見、提案が集中。ニーズの具体化に全力投入へ

株式会社宇都宮製作所

株式会社宇都宮製作所

初の機内ローダーを組み入れたコンセプトマシン、UG‐20 メカトロテックでは話題を呼び、いろんな意見が飛び交った

  •  宇都宮製作所は、メカトロテックで、初の機内ローダーを組み入れたコンセプトマシン「UG‐20」を披露した。
  •  宇都宮崇寛常務は「工具メーカーを中心に見て頂いた。機内の構成やローディング時間に対する質問や要望など、積極的なご意見を頂戴した。開発担当者を交え、今後、社内で検討を加え、ニーズを具体的に盛り込んでいければと考えている。その意味では2020年中のリリースにこだわらない」と語る。
  •  機内測定→自動補正に関わるニーズのほか、3Dの更なるレベルアップ、図面等の取り込みを図るソフトウエアへの要望のレベルアップ、さらに修理に関連した予防保全への対応についても、積極的な意見が交わされたと言う。
  •  「開催場所が名古屋という地にだけに、当社の自動車関連ユーザーの方も多数、来場いただき、内燃機関から次世代の車づくりへの対応の大切さも実感した。また、従来から議論を積み重ねてきているが、医療などの新規分野開拓にも今後は力を入れていきたいと考えている」。
  •  2019年を振り返ってもらうと「4月~9月の上期は、売り上げでは前期比微増。だが、下期は、2月まで注残を抱えてはいるものの、新規受注の上積みという意味では苦戦しており『厳しい』と予想。自動車関連分野の動向が見えづらいのも先行きの不透明感に輪をかけている」。
  •  ただ、足元で苦戦とは言え、来期納入の受注案件がすでに上がってきている側面も。  機種別ではTGR250、同016の2機種が受注の中心であることに変わりはないが、特殊なロングドリル対応の「UG‐Max Pro」も少しずつ、実績を上げてきている。
  •  「今期2回目となるITPSプログラムスクール(ドリル入門編)を12月18日から3日間、十日町工場で実施する。ホームページにもアップし、ご案内させて頂いている」。
  •  この間、サービスフォローについての評価も高まってきた。
  •  「名古屋営業所でのパーツの供給在庫は種類の拡充を図っているところで、特にスピンドル主軸関連部品について注力していきたい。全社的にサービス要員増員も視野に入れている」
  •  2020年については「夏くらいから上昇感を期待したい」とのことだ。

 

 

  •  今回、本社を訪問した際、宇都宮常務から4月入社の新人、しかも女性と言う営業スタッフを紹介された。
  •  「大学が法学部。兄が工具に関連する仕事をしていたので、これもご縁かと思い、入社を決意した」と言う。
  •  出身は東京都杉並区。現在、池袋に一人住まいとか。
  •  「4月に入社し、6月には十日町工場で2週間、研修した。来年から担当を持たせて頂くことになり、関東を担当することに。人見知りはしないし、お酒は全般好き。気分転換にキックボクシングをしている」そうだ。

 

今年の4月に入社した和田さん

今年の4月に入社した和田さん