宇都宮製作所が名古屋営業所移転、拡充、基幹部品も在庫化
宇都宮崇寛営業本部長
- ロングドリル加工の決定版として、昨年のJIMTOF以来、大手工具メーカーを中心に、より具体的な引き合い、試削り、そして受注へと花開き始めたUG‐MaxPrо。長尺ものの全加工機として、その利点が市場に浸透してきた結果と言えるだろう。
- 営業の一線で活動する宇都宮崇寛本部長は「ロング対応のニーズが具体化し始め、今期の『跳躍台』になりつつあると考える。営業面での特徴として、当社であまり案件がなかった、ものづくり補助金関連(3月17日に採択)で、すでに数件の受注が決定したことが挙げられる。従来、後半に集中していた受注の『平準化』を望んでいただけに、5月までの案件が発生してきたことは喜ばしい」。 今期前半の動きに期待が高まる。
- 「前期の反省を踏まえた今期の活動の力点としては、新規ユーザーの獲得をはじめ、工具メーカーのフォローアップによる受注拡大、北米、中国、タイといった、海外導入ユーザーへのアフターフォローを軸に据えた」と言う。 特に海外は、その比率アップを念頭に置きながら、直接、現地に赴いてフォローできるようにしていきたいと言う。 また、5月8日には、名古屋営業所が移転拡充され、スペース的には3倍近い広さ、基幹部品を中心に在庫体制も強化された。
- 「名古屋エリアで攻勢をかける、その意義は大きいと思う。サービス面でも『2人体制』が確保できたことで、客先の待ち時間を減らすとともに、売り上げへの貢献にも期待したい」との考えを述べた。
- 今秋の展示会では名古屋で開催されるメカトロテックに出展する。
- 「TGR016Hiの新バージョンを披露できれば、と考えている。ドリルのネガランド加工も含め、いっそう研ぎ澄ましていきたい」。 ご期待あれ!
田中敦則開発部長