エンドユーザーからの受注案件が拡大。TGR—016のポテンシャルの高さ実感する宇都宮製作所。
宇都宮営業本部長
- 今期上半期は受注ベースで10%強のアップ、高水準をキープする宇都宮製作所の核心について、宇都宮崇寛営業本部長に取材した。
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- サービス要員、とりわけ名古屋エリアでの増員で評価を受けるようになってきた。
- 「昨年度から複数のスタッフでフォローできるようになり、突発的な対応にも、余力が出てきたことが、大きい。即応への魅力を感じて頂いたことに感謝している」。
- 納期の点は気になるところだが「TGR‐016は、手付機だと5カ月頂ければ納入可能。ただ、一部の特殊部品の手当ての難しさも顕在化し、オファーの多い同シリーズの他の機種やTGR250などについては、長期化している側面もある。今期、エンドユーザーからの案件が一挙に高まってきたことも、要因に挙げられようか」。
- 昨年のJIMTОFでは、「宇都宮で何ができるか」をテーマに設定した。
- 「来場者数では前回比15%アップ。試削り依頼もいただく一方、JIMTОF後のアフターフォローではTGR‐016への問い合わせが多く、ポテンシャルの高さを実感。今では砥石測定センサーをはじめとして様々なオプションを搭載し、選択の幅を広げた」。
- 海外比率は20%ほど。日系メーカー中心に納入実績を積み上げ、特に今期、インドで自動車関連ユーザーの新工場立ち上げのタイミングで納入に繋げた。
- 「当面の課題は、さらなるサービス強化として十日町工場サイドでのサービス能力アップ、ユーザーに対しては、新しいオペレーターを対象にしたプログラミング講習会の実施も追求していきたい」。