新規の来場者は用途別カッターシリーズやリーマに関心
11月からホームページを刷新した栄工舎

株式会社栄工舎

株式会社栄工舎

若林東京営業所長

メカトロテックが開催された10月は、栄工舎にとって、上半期を終えるタイミングでもあった。来場者数8万人に迫ったリアル展示会は、栄工舎にどのような影響を与えたのか。若林東京営業所長に質問用紙を提出し、回答を得て紙面化してみた。

 「毎回、思うことだが、お客様の声を直接、聞けるため、その場で会話しながら、色々な要望や疑問を投げかけて頂けるのは大変貴重な体験。今後、社内でどのように落とし込んでいけばいいのか、考えていきたいと思う」。
 来場では、リピーター、新規ともに多く、地域的にも地元ばかりか、北関東や北陸など、遠方からの来場も目立ったと言う。
 「リピーターの方からは、新製品についての問い合わせ、新規の方からは、加工ワークの、用途別のカッターシリーズやリーマに興味を持っていただいた印象が強い」。
 出展製品についての反応についてはどうか。
 「超高速リーマ『CSOFR-P』は、加工サイクルを早められるのは魅力的との声を数多く頂戴したが、寸法ラインナップについて、もう少し増やして欲しいとの要望もいただいた」。
 現状はφ6~φ12で0・1トビおよびジャスト前後-0・03~+0・05とのことだ。
 その他の新製品、参考出展品への質問、意見はどうか。
 「今回、参考出品としては、先程の超高速リーマ『CSOFR-P』のアルミ用タイプやダイヤ製品があり、前者では、すでに在庫があるのか、あれば使ってみたいとの要望が入り、後者は見積もり依頼が入り、すでに回答したりしている」。
 ダイヤ製品についての見積もり依頼は、様々な形状の製品を展示したのが功を奏したのだろう、とも付け加えた。
 今期(5月)に入ってからの東日本の業績推移についてはどうか。
 「一言で言えば『良くない』。スポット的に仕事を確保しているユーザーは見受けられるが、全体とは言い難い。今は『種まき』が重要と考える」。
 11月からホームページが刷新されたと聞くが、そのポイントは何か。
 「特に気を使ったのは、製品の検索方法。加工用途から製品を探す方法ばかりか、製品型番や簡単な加工用途を打ち込んで製品を検索できる『曖昧検索機能』も準備した」。
 ニッチな工具の製品群が充実している点がアピールポイントだったが、多すぎて気づいてもらえなかったとの反省があったようだ。
 「各製品のページに飛んでもらうと『製品の寸法一覧』『製品特徴』『被削材適合表』『切削条件』『製品画像』が、そのページ内ですべて確認できる」ことに加え「簡易的にそのデータをダウンロードしたり、印刷できるようにしているため、商社様、ユーザー様とも社内での資料としても活用が可能だ」。
 スマートフォン対応、英語対応にも配慮しており、是非、一度、ホームページを参照して頂きたい。

ブースでのアテンドの状況
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