5年ぶりの「大異動」で、新たな飛躍誓う栄工舎。新体制の活動の行方に期待が高まる。
6月に開催された機械要素展出展の様子。来場者から積極的な質問が飛び交う
- 栄工舎は、今期から新たな「体制」で活動を展開させていく。
- 越智副工場長の工場長昇格から始まり、熊田営業技術部長の副工場長就任と同時に、佐々木東京営業所長の営業部長昇格、滝沢製造部長の営業技術部長就任が主な異動内容となる。
- 佐々木新営業部長は「営業と製造の責任者の入れ替えという異動であり、当社としては5年ぶりの『大異動』となる」体制上の大きな変化だった。
- また、今後を見据えて、営業マンの層の厚みを出していく必要上、育成と合わせ、募集をかける。
- 「私自身は、営業全般をフォローしつつ、滝沢部長には、商社との同行PRなどを通じて、特殊品の制作を巡って、リスポンスの良さを追求しつつ、特殊から標準への試みについてもサポートしてもらう」そうだ。 一方、滝沢営業技術部長は「36年間にわたる現場での経験を活かし、客先の意向を、早く、正確に工場へ伝達し、営業と現場とをつなぐ橋渡しを効率的に手がけていきたい」との抱負を語る。
- 滝沢部長が客先の要望を正確に捉えることができれば、新たな開発テーマの設定やそのテンポを含めて、工場もより、スムーズに動いていける、そのメリットは大きいだろう。
- 栄工舎新潟工場は、数年来の活発な設備投資によって、生産性が高まっているうえ、前工程を手がけていた広神工場の移転、統合による稼働が今秋からスタートする。
- 安部川社長は「全スタッフが一ヵ所で働くことになり、社内の交流という点でも、よりスムーズな運営を心掛けていける素地が整う」と述べつつ「熊田副工場長には、長年、営業で積み重ねてきた『外の空気』を工場内へ取り込んでもらい、ユーザーニーズを意識的に植え付けてもらいたいと思っている」との、今秋からの「工場統合」を前にした人事異動の狙いを補足した。
佐々木営業部長
滝沢営業技術部長