国内外のパブリック、プライベート双方の展示会に積極参加-栄工舎
越智社長「ホームページの積極活用を！」

ＥＭＯショー、メカトロテック、タイメタレックスといった国内外のパブリック展示会に加え、国内有力ディーラーによるプライベートショーと、５類に移行した５月以降、リアル展示会への参加が目立っている。
　越智社長は「超高速リーマＣＳＯＦＲ-Ｐなどの新製品を直接、見て頂ける機会であり、需要を刺激する場として貴重な経験にもなっている」と出展を総括しつつ「１０月で上半期を終えたが、前年同期比では９割の業績。下半期に向けて、ターゲットでは新製品の受注を意識し、販売ではＣＳＯＦＲ-Ｐ超硬鋼用フラッシュリーマなどを注力製品として掲げ、通期では前年の売上を目標に設定している」と語る。
　また、新たな設備投資では牧野フライス精機のＶ３を１１月に入れ替えたと言う。
　前号の１１月号でも触れたが、１１月からホームページが大幅に刷新された。
　「前回の補足をさせて頂くと、どのような加工に向いているか、商品説明に評価を加え、選んでいただく人に配慮している。また、英語対応も、最近では喜ばれるようになってきている」ほか「曖昧検索というか、キーワード検索では、ミクロン（大きさ）とか、ステンレス（ワーク材質）とか、的を絞った言葉を選んでいくと、目的の工具にたどり着けるようになっている」。
　リアルとデジタルの相互補完が一般化するなか、双方の「いいとこ取り」を模索することが肝要になってこよう。