難削材向けリーマは来年のJIMTOFまでに製品化目指す栄工舎

製品アピールに余念がない渡邉営業技術部長
メカトロテック栄工舎ブースに、渡邉勝彦営業技術部長を訪ね、4日間にわたってアテンドした手応えを聞いてみた。
来場者は終始、途絶えることがなかったと言う。
「ワークを持参されての相談や特殊工具への対応の是非などを含め、現場で従事されている方からの様々なニーズを把握できる展示会だったと思う」。
被削材別・用途別のミニカッタ―シリーズやリーマへの注目度は総じて高かったが「特に樹脂加工への弊社のアプロ―チには高い評価を寄せて頂き、自信に繋がった。日本市場では、加工ワークの軽量化が進んでおり、鉄、鋳物、アルミ、樹脂という流れは、加工の難易度を上げながら、着実に進行していくと思われる」。
難削材加工で使えるリーマはないか、との関心で来場した人もいたようだが「弊社の開発テーマにも掲げており、脆性材などの難削材加工向けのリーマは、現在、鋭意、開発中で、来年のJIMTOFまでには製品化に漕ぎつけたいと考えいてる」とのことだ。期待したい。
サイクルタイムの大幅削減と言うニーズは、人手不足に呼応する、普遍的なテーマでもある。
「アルミ用、鋼用をラインナップした超高速仕様の超硬フラッシュリーマは、やはり注目度が高かった。時代の流れを実感する」。
メインとなるリーマやカッターについての質問ばかりか「特殊ドリル」についても問い合わせがあったと言う。裾野広さを実感する。