来年早々から北京ワールドダイヤの新製品販売本格化へ(京二)価格、納期の点でアドバンテージ発揮
来年から販売となる北京ワールドダイヤの新製品
- 例年、12月に開催されている京二会がコロナ禍で、中止を余儀なくされた。補完とまではいかないが、前9月期決算の内容や来期の展望含め、井口社長にヒアリングを行い、紙面化を試みた。
- ◆
- 前期を振り返ってもらうと「昨年10月から3月までの前半は、売り上げでも大きな落ち込みはなく、営業利益も確保できていたが、後半に入るとコロナが直撃、主力製品販売が軒並み減少を辿って行った」そうだ。
- 顧客が製造する製品の最終出荷先の大半が海外で「お客様の海外展開の進展そのものが、コロナ禍の広がりで逆に足枷になった」側面が強い。
- 前9月決算は、売り上げが25%減の42億円、営業利益では45%の5600万円。
- 「今期は、希望的観測も入っているが、売り上げ43億円、営業利益は、ほぼ、同規模を想定してスタートしている」。
- 9月、10月は、若干、回復が伺えるようになってきた、とも付け加える。
- 「中部、そして関西エリアのディーラーの動きが活発で、テスト加工の採用にこぎつけるなど『種まき』がきちんと行えている」。
- たとえば、大手自動車部品メーカーへの試作に関連し、インサートチップの実績が積み上がってきた。
- 「来年早々からの本格販売になるが、北京ワールドダイヤのPCD・CBNのインサートチップの新製品をリリースしていく。価格競争力や納期の点でも、アドバンテージがあると見ている」。