在庫を活用した「オリジナルセールの展開」 金型分野で強みを発揮する東新商会

渡部社長
Cominixグループとして6期目、渡部体制となって2期目を迎えている東新商会を訪問した。
渡部社長は「おかげさまで、2月決算は、売り上げベースで何とか前期比微増を達成することができた。着任初年度として、やはり、ほっとしている」と述べながら「全力投入しているのは、当然とも言えるが、新規開拓で、特に注力しているエリアが岐阜、愛知、三重の東海3県。軸モノ工具で差別化しつつ、中長期的な視点で、アプローチしていければと思う」。
今期「滑りだし」の3月、4月は悪くなかったが、現状の足元は良くないと言う。
「キャッシュフローへの対応とも関連するが、在庫を活用したオリジナルセールを展開していく一方、仕入れ面で工夫を試みる考えだ」。
東新商会のラインナップでは、金型分野で質、量ともに、優位な展開が図れることも魅力だろうか。
「この点で、メーカーには恵まれており、新規開拓では、特にエンドミルについての需要を把握していくことがカギを握るだろう」とし「リーマでは旋削需要の高さを意識していきたい」と語る。
さらに新規獲得では「近畿、東海、東北の各エリアを戦略的に攻め、100社訪問を徹底していきたい」との目標を設定する。
最後に検討課題として挙げられたのが、グループ企業となったカモガワとの連携で「新たな業態を追求していく考えもある」と言う。