目指すは、顧客の困りごとを解決できる「自走する組織」づくり 今期から代表務める、青山製作所の浜武社長訪問 

株式会社 青山製作所

株式会社 青山製作所

「自走する」組織づくりを目指す浜武社長

オーエスジーの「メーカー再研」を担う青山製作所を訪問し、今期から代表を務めている浜武社長に、事業概要の特徴に触れてもらいつつ、抱負を伺う機会を得た。

 青山製作所に入社したのが2023年12月、いわゆる前期からで、その後、1年を経て代表取締役社長に就任した。
 「オーエスジーより出向しプロスポーツビジネスに10年以上、携わってきて、ものづくりの世界と向き合うのは久しぶり。個人的には『浦島太郎』状態だった」と謙遜しつつも「プロスポーツ組織で、経営幹部を拝命していた関係上、(オーエスジー)グループで経営手腕を発揮できれば、との思いが強かったのも事実」との志望動機を語る。
 ビットメーカーの青山製作所を1986年にオーエスジーが買収し、同年からはバンドソーの取り扱いを開始。現在、主力である工具の再研磨は2005年からスタートさせている。
 「弊社の特徴は、メーカー品質レベルにまで蘇生させた、再研工具の提供にある。オーエスジーの営業サイドから、新品工具の再現性を顧客から求められる場合の受け皿とも言えるだろうか」。
 また、顧客の加工内容を把握し、どのようなスペックが再研工具に求められているか、理解して、逆提案できるような努力も、追求されている。
 「更なる成長を目指すうえで大切なことは、顧客の困りごとを解決・提案できるような組織であり、そのためには『自走する組織』づくりにあると考えている」と語りながら「私の役割は、そのような組織に到達できるような方向性を示していくこと」と言い切る。