SEKIが初のプライベートショー開催 「創業50周年を折り返し、次なる100周年に向けた第一歩」IN オークマ・九州CSセンター

西坂社長
オークマの九州CSセンター(熊本)が昨年末に竣工・稼働し、3月14日には、販売店第一号として、北九州を地盤に事業を展開する機械工具商社、SEKIによるプライベートショーが開催された。
西坂社長は「メーカーからの期待を担いつつ、九州エリアへのPRを目的に開催した。弊社としては初のプライベートショーで、集客数的には目標に届かなかったが、協賛メーカー含めた、商売のきっかけを形成していく場として、今後も継続させていきたい」との思いを語るとともに「おかげさまで、昨年は節目となる創業50周年を迎えることができ、今年は次なる100周年に向けた第一歩を踏み出す記念すべき年でもある。様々なトライアルを経て、ユーザー様、取り引き様とともに歩み、将来にわたって成長できればと思っている」との決意を語った。
オークマとの関係は、従来からの工具やツーリングに加え、工作機械の販売に着手した2005年に遡ると言う。
「オークマさんが、小型機械のラインナップ充実に努めていた頃で、日本で残るものづくりが微細・精密化を辿っていくプロセスに呼応していたため、意気投合したことが懐かしく思い出されてくる」と20年前を振り返る場面もあったが、今ではオークマの全国販売店会九州ブロックで、販売実績ナンバー1の位置を占めるまでに関係を深めている。
九州CSセンターは、熊本空港から車で20分、九州自動車道益城熊本インターチェンジを降りて直ぐのロケーション。SEKIで用意された大型バスを利用して来場するユーザーも目立った。
会場に設置されたオークマの出展機は、最新のインテリジェント複合加工機をはじめ、立形マシニングセンタやCNC旋盤など5機種が披露されたほか、コラボ協賛メーカーとして、ブラザー・スイスルーブ、シュンク、エムーゲ・フランケン、Aiソリューションズ、ツールドインターナショナル、岡崎精工、NTK、イスカル、東京精密、ダイジェット工業が出展、製品特長とともに最新技術の提供に努めた。
アテンドに当たったメーカースタッフは「漠然と来場されているのではなく、困りごとや課題を携えている方がほとんど。話は常に具体的で、内容の濃い展示会を実感した」との感想を寄せた。セミナーも午後から複数企画されていたが、参加者も多く、熱心で、席数は満席状態だったことも印象深い。
「継続は力なり」‐SEKIの求められたのは、この一言に尽きた。
今年から本格的に運用開始したオークマの九州CSセンター