切削に特化したアプリケーションソフト「オプティマイザー」をリリースしたCGTech。干渉チェック不要なユーザーがターゲット
新ブランド「Vericut」のアピールに努めた
CGTech東京オフィスに、茨木マーケティングマネージャーを訪ねて、今期の主だった特徴ほか、JIMTOF時にリリースされた「オプティマイザー」についてヒアリングを試みた。
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JIMTOFの場では、当初より計画された新ブランド「Vericut」の訴求、浸透に努めた。
「ブース来場者が前回よりも増え、アピールの点では優位に進められたかと思う。新規の方が目立ったことも、リブライディングの時宜を得たように感じた」。
デザインの点でも各国で統一され、足並みを揃えた。
全体の業績については、昨年まではコロナ禍の影響で、顧客はリピーターに限定されがちだったが「今年は代理店の新規開拓、フォロー強化が奏功し、いい案件がまとまり始め、徐々にではあるが、着実に業績を伸ばしつつある」。
新製品という括りでは、JIMTOF開幕と同時にリリースされ、ブースでも実演がなされた「オプティマイザー」に言及したい。
「工具寿命の延長、サイクルタイム短縮、部品品質向上に貢献していくVericutの新製品。完全なスタンドアロンの、切削の最適化のみに特化したアプリケーションで、干渉チェックを必要としないユーザー向けとなる」。
機能としては、工具のインポートや作成、プロジェクトツリーへの材料やNCプログラムの割り当て、さらに詳細なグラフの生成を簡単に行うことができる。