ターンキー受注増加する高松機械工業。まだまだ高い自動車関連業界からの設備投資

高松機械工業株式会社

高松機械工業株式会社

髙松宗一郎社長

 

  •  メックス金沢に出展していた高松機械工業のブースを訪問し、髙松宗一郎社長に近況を取材した。

 

 

  •  カスタマイズ機がおよそ8割を占めるなか、月産120台というハイペースな生産が継続している。
  •  「納期1年以上という状態が1年以上にわたっているが、ターンキーシステム受注という案件が増え、リードタイムの長期化に拍車をかけている面が否定できないのも事実。今期分の生産枠は既にいっぱいになっている」。
  •  人手不足は、中ロットばかりか、小ロットにおいても自動化需要を発生させ、省人化ニーズを高めずにはおかない。
  •  「自動車関連分野からの設備投資は、まだまだ、考えられるだけに、段取り替えのスピード化等の提案は、その意欲をさらに刺激できると考えている。来場者も石川県を中心とする近隣ばかりか、名古屋や大阪から足を運ばれる方も多い」。
  •  出展内容では、「XL‐100」の後継機「XT‐6」にミーリング機能(回転軸)を付加した「XT‐6M」を披露。
  •  「6本の回転工具が搭載可能となり、横穴加工やキー溝加工などの多彩な複合加工に対応できるほか、テールストック装置の搭載でシャフト加工への対応等、生産に合わせたオプションの充実にも努めている」。
  •  今秋のメカトロテックでは、新製品2機種の出展も計画。市場の更なる深耕の「弾」も込めつつある。