ハイペリオン社製超硬合金丸棒の本格販売へ、AFCジャパン。ピンポイントで工具材料を選定、提案できる強み活かす

AFCジャパン株式会社

AFCジャパン株式会社

AFCの超硬丸棒素材

  •  AFCジャパンは、グラインディング・テクノロジー展を皮切りに、HYPERION(ハイペリオン)の超硬丸棒素材販売を本格的に進めていく。
  •  大井社長は「2月半ば以降には、在庫も確保できるかと思うが、基本的には、新規へのアプローチではなく、当社の既存顧客への新たな提案として浸透を図っていきたい。選択肢が増えるメリットを感じて頂けるのではないか」と併売のメリットを展望する。
  •  ハイペリオンと言えば、サンドビックとの印象を持つ、読者も多いだろうか。
  •  「超硬やCBN、ダイヤモンドをはじめとする総合マテリアルサプライヤーであり、2018年の夏にサンドビックから独立した企業。アメリカはオハイオ州に本社工場を擁し、スペイン、メキシコ、フランス、台湾、中国にも生産拠点を構える。スタッフ数で見れば、およそ1600人規模。ピンポイントで工具材料を選定、提案できるのが特徴で、たとえば、航空機業界で長年にわたって指定材種として、差別化できているH10Fといった材種などがある」。
  •  前回、2019年3月に初めて開催された同展示会にAFCジャパンが初参加した時「業界に特化した展示会だけに、目的意識を持って来場された方々がほとんどで、お客様を待たせることなく商談ができた。満足度の高い展示会との印象」だったようで、たとえ、緊急事態宣言下における限られた来場者数であっても「期待したいと思う」と大井社長は胸を膨らませる。
  •  2020年は、他社同様、コロナ禍の影響を受けたが、AFCジャパンの直近の業況については「2021年1月時点では、対前年比同レベルにまで回復した。2月、3月以降、さらなる上向きを予想している。ドイツのAFC本社としては、市場である北米、欧州も回復してきており、生産状況ではフル生産に戻りつつある」そうだ。

 

2018年開催の独・グラインドテック(アウグスブルグ)出展したAFCブースの状況

2018年開催の独・グラインドテック(アウグスブルグ)出展したAFCブースの状況