「当面の焦点は、テスト案件をどれだけ積み上げていけるか」(張副社長)開設1周年迎えるGESAC Japan
中央が親会社の董事長で、左が姜社長、右が張副社長
- 日本市場での超硬丸棒素材の販売を展開しているGESAC Japan(日本金鷺硬質合金)が設立から間もなく1周年を迎える。
- 日々の営業活動に従事する張副社長は「十数社のお客様からテスト加工依頼を頂戴している。評価を得たものや、今後、吟味して検討いただける案件もある。同時に日本市場での拡販の難しさも経験している」と言う。
- 当面は、テスト件数をどれだけ、積み上げていけるかが焦点になるだろう。 事務所には一部、在庫確保
- 「材料の手配が間に合わないというお客様からのお声を頂戴しており、当社のチャンスは広がっている。事務所に一部、在庫しているが、在庫がない場合でも、1~2カ月で対応可能。ただ、早期に倉庫を確保して拡充していく計画で、本社からもすでに指示が出ている」。
- 製品シリーズでは、直径1ミリ~42ミリまでの超硬合金丸棒素材をはじめ、合金板、二つ穴付きストレート丸棒、スパイラル穴付き丸棒、段付き丸棒などの超硬素材をラインナップしている。
- 「GESACグループ全体で売り上げが前年比3割アップし、500億円規模になった。生産能力では年間5000トンに達する。本社工場のある厦門から1週間あれば、日本に調達が可能だ」。
- 「グラインディングテクノロジー展に対する認識がなかったため、今回は出展できなかったが、次回以降は検討していく。今年のパブリックの展示会ではメカトロテックに出展を予定している」。