THKがMテック(東京)でNextaℊeの新タイプ披露&ユニットビジネスアピール

THK株式会社

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「人垣」が築かれたTHKブース(機械要素技術展・東京)

 

  •  6月20日から3日間にわたって開催された、機械要素技術展(東京)に出展していたTHKブースに星野亰延常務を訪ね、パブリックの展示会で初披露された協働ロボットNextaℊeの新タイプ、新提案となったユニットビジネスのアピールについて取材した。

 

 

  •  超高精度、超重荷重といったハイスペックなLMガイドや高速コンパクトボールねじ、電動アクチュエータといった最前線の同社製品が展示されるなか、今回、協働ロボットNextaℊeの新型が参考出展された。 省人化・無人化サポートさらに
  •  「可搬重量が、1・5キロから2倍の3キロとなり、速度もアップさせた。周辺機器とのアプリケーションを拡大させ、より広範な需要に対応していくことになる。パブリックの展示会では初披露となり、深刻化する人手不足のなか、省人化・無人化へのサポートを強化していきたい」。
  •  実演ブースでは、従来のタイプと並べて、デモンストレーションが行われ、ブースでは、まさに「人垣」が築かれた。年末までにリリースされる計画だ。
  •  一方、新提案という意味では、従来、個別の顧客対応を採っていた「ユニットビジネス」を事業の柱としていくべく、ユニット化提案としてアピールされた点が注目を集めた。
  •  「装置メーカーへの提案になる。従来は、個別に請けていたが『直線的に、精度良く、しかも長寿命』を具現化した当社の技術を駆使して、モジュールニーズを事業化していくことにした。カスタム受注を一般的にアピールする初の展示会となった」ようだ。
  •  頂いたチラシには①装置のコアテクノロジーに人員を集中して、それ以外をアウトソースしたい②現在の装置性能をさらにスペックアップしたい③性能シミュレーションを行い、アップグレードした設計や改善をしたいとニーズを喚起している。
  •  「外注することで、モジュールの組み立て・組付けに要していた顧客の工場スペースを有効利用していくことにも寄与できると思う」。
  •  ユニットビジネスでは、これまで半導体関連設備、ローダー、パレタイザー、シミュレーターなどの製作実績があると言う。
  •  「新型ロボットとユニットビジネスアピールが今回の目玉。当社のLMガイド、ボールねじの特性が100%活かされているのは言うまでもない」。

 

Nextaℊeの新タイプが初登場

Nextaℊeの新タイプが初登場