オンラインで相談受付中のTHK 注目される自社商品コーナー
ロボット展でもアピール。受注が本格化している
- 新型コロナウイルスへの対応を巡り、パブリックの展示会や商社主催のプライベートショーなどが軒並み中止に追い込まれるなか、現場の悩み事解決の糸口となるのが各社のHPにアップされた、詳細な自社商品コーナーではないだろうか。THKでは、注力しているOMNIedgeをはじめ、短納期対応可能なプレスシリンダなどセミオーダー対応の各種製品群、リニアエンコーダ付きのLMガイド、形番選定や見積依頼も可能な「最適品選定ツール」がアップされ、質問への対応も抜かりはない。在宅が増え、調整可能な時間にも余裕が生まれている今、是非、クリックを!
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- THKが自社のLMガイドやボールねじをはじめとした機械要素部品の状態見える化を企図して実現させているOMNIedgeは、今年の1月から出荷スタートし、ユーザー間での導入事例にも広がりを見せてきている。コロナウイルス対応ともなる、オンラインでの相談も実施しており、保全業務の効率化、在庫管理コストの削減、・・・深刻な人手不足のみならず、熟練者の現場からのリタイアをも射程に入れた試みとしても、導入の検討をお勧めしたい。
- まずはサイトに挙げられた導入前と後のユーザーの声を紹介しよう。
- 「LMガイドの状態の判断は、メンテナンス部門の熟練工しかできなかった」→「LMガイドの破損、潤滑状態といったものが、若手社員や海外スタッフでも、数字で把握できるようになった」(精密機器メーカー)。
- 「設備状態に関わらず、年に数度メンテナンスをしていた」→「LMガイドの破損・潤滑状況に応じて優先度の高いものからメンテナンスを行うようになり、効率化が図れた」(自動車部品メーカー)。
- 「LMガイドのトラブルが発生したら納品まで時間がかかるため多くの在庫を保有。コストがかかっていた」→「LMガイドの状態をモニタリングでき、壊れる前に予兆を検知してメンテナンス。在庫数も適正化できた」(食品加工メーカー)
- この事例だけでも見える化→効率化→適正化と言う流れが垣間見える。事後対応ではなく事前対応の重要性を把握できる機会としたい。
- 最短で10日という出荷に対応する「LMガイド」「プレスシリンダ」「セミオーダー精密ボールねじ」「セミオーダーLMガイドアクチュエータ」「セミオーダーボールスプライン」・・・該当品が急ぎの場合、活用しない手はないだろう。
- 設計/組立工数の大幅削減が期待できる新製品のリニアエンコーダ付きLMガイド「SHS‐LE」も興味深い。高剛性のLMガイドにリニアエンコーダを組み込んだ省スペース構造で、搬送用途や測定用途の位置検出に最適な製品だ。最大長さ3m、繰り返し位置決め精度は1μmを実現している。
- このほか、Webサービスで、活用頻度が高いのが「最適品選定ツール」。形番選定や寿命計算、CADデータの取得、見積もり依頼などが効率よく行える。
- コロナ対策に留まらない自宅勤務の新たな在り方を追求するツールとして、是非、活用をお勧めする。