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大阪城を見学する海外一行

この一カ月は、日本に居ながら、海外の方とも「交流」する機会に恵まれ、改めて、コロナ禍明けを実感した。
大阪で開催された世界切削会議は当然としても、安藤主催の中国に拘った展示会ほか、サイトウ製作所の創業90周年記念にも海外からの顧客が詰めかけ、IZUSHIによる欧州ECOツーリングシステム展、タナカ善の京滋マシン&ツールソリューションフェアといった国内有力商社によるプライベートショーでも、海外の方が足を運び「交流」が生まれている。もちろん、筆者は自ら海外の方との「交流」を選んだ訳ではない。タイミングとして、各団体による総会ラッシュでもあり「交流」には事欠かない事情もあるだろう。
笑顔がこぼれるのも「交流」の素晴らしいところ。「久しぶり」「元気でやってる?」から始まり「転勤した」「子どもが独立してね」といった近況を交える会話が飛び出す。何となく、年を感じるかもしれない。でも、陽気だ。
デジタルでは「用向き」が語られるだけであり「交流」は生まれない。リアルに人と接するだけで、不思議と楽しくなる。そして「このあと、食事でも?」となれば「交流」の役割が終盤へと差し掛かってくるのだ。
今年の景気は当初から「後半」に期待する声が多かった。自動車、航空機、半導体、医療機器・機械・・・生産財が向き合う業界は、今や不況期から脱しており、低迷している訳ではない。商売として「機が熟していない」だけで、時に「準備しながら待つ」ことも重要かと思う。
準備‐この点で展示会は、パブリック、プライベートを問わず、活かさない手はないかと思う。何をどのようにアピールしていくか。他社と差別化できる新製品はあるのか。優位な点は何か。
仲間と議論し、顧客と相談する。「交流」が前提となるのは言うまでもない。
一部に留まるのかもしれないが、デジタル化への傾斜が目立つ傾向も感じられる。「便利」「手軽」もたしかに大きな価値に違いない。だが、コロナ禍に見られた「交流」に制限が発生している事態から脱却した今になってみると、かなり色褪せているように思う。「便利」「手軽」は利用するものであって、活用するものではない。
5月の連休明けから6月にかけて、いろんなレベルの「交流」を感じた。今後とも、加速させていきたい。