3月、4月と連続して受注、売り上げともに過去最高を更新した日新ダイヤモンド 今期から全スタッフにパソコンを支給し、チームワーク力向上に結実
現場にはパソコンが常備されている
日新ダイヤモンドを訪問した。今回も話題性には事欠かなかった。
神谷社長は「3月、4月と、連続して、受注、売り上げともに過去最高を更新した。売上を更に上げていく為に今期(12月)に入り、全スタッフ48人にパソコンを支給した、成果だ」と語る。
ティームズの「会議室」では、受注日報をはじめ、営業マンが顧客と具体的にどのような話をしているか、原価率や営業利益といった指標も含めて全員が把握できるそうだ。
「製造スタッフの、営業への理解度が高まってくるなか、納期に対する意識が変わってきた」と言う。
より良く、相手の立場を理解することで、チームワーク力向上に繋がる。生産性の向上、残業時間の短縮は、その結果だろう。
また、ポータルサイトでは、改善提案や有休届といった項目も閲覧できると言う。
景況で見れば、2年間に及ぶコロナ禍で、自動車分野は3割、航空機分野で1割の社内シェアだった需要が落ち込んだ。
「半導体や風力発電分野ほか、新規分野の案件獲得でフォローし、プラスアルファの成果までもたらしている。顧客の現場に、超硬エンドミルから単結晶ダイヤモンド工具へリプレースを促すことで、顧客が出したかった鏡面が出るとリピートに繋がる」その積み重ねだそうだ。
神谷社長は、日新ダイヤモンドの責任者として丸2年が経過した。
「コロナ禍にどっぷりと浸かった当初は、業績も最悪だったが、日々の改善、改良を重ねるなかで、皆様の協力を得て、過去最高を更新できる成績を記録するまでに成長できた。感謝している。今後も大企業ではできないが中小企業だから出来る事を実行していく」と結んだ。