ネガでありながらポジの切削アクションーサンドビックのコロミル745

サンドビック株式会社

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チップ

サンドビックコロマントは、両面14コーナマルチエッジ正面フライスカッター『コロミル745』を発売した。

同製品の特長として、①つるまき状切りくず、低い動力、静かな切削音、②ビビりに敏感な加工で安定した切削を可能にする不等ピッチ、③コーナ当たりのコストパフォーマンスに優れる点が挙げられる。

通常、ネガのカッターは、軸方向・径方向ともに両面チップが使えるという利点はあるが、切りくずつまり、高い動力、大きな切削音が欠点となる。『コロミル745』は、切れ刃傾き角をポジに大きく取ることと、シャープな切れ刃によって、ポジカッターと同等のつるまき状切りくず(カッターから外側に排出)、切れ味のいい切削、静かな切削音を実現。低い動力での加工も可能となり、小型マシニングセンタにおいて、切り込みを大きくし大幅なサイクルタイムの低減も実現した。

そして、ユニークな不等ピッチが剛性の低い加工で問題となるビビりを解決。また、チップ位置を径方向に補正することにより、切りくずの厚みが一定となり、安定したチップ寿命も得られた。