3拠点共に過去最高の来場者を記録した三菱電機プライベートショー
東日本プライベートショーの様子
三菱電機・メカトロ事業のプライベートショーが、中日本、東日本、西日本で相次いで開催され、盛況のうちに幕を閉じた。
特に中日本は、ここ10年間で最高の入場者数となり、プレス、鍛造等の自動車関連金型づくりの盛況さを伺わせた。
放電加工機分野の広報担当者は「今期も日本市場は期待できる。また、全体に通じるトピックスになるが、自動結線能力を高めたワイヤカット『MV‐Rシリーズ』は、2012年のリリースからわずか4年間で日本を含む全世界で約5000台を販売した超ベストセラーに成長。開発に当たっては、海外ニーズを取り込んで具体化した製品だけに中国、北米、欧州等グローバルで販売が拡大、日本でも1000台以上の販売実績を記録している」との話題性に触れてもらった。
機種別に触れるが、超高精度金型を手がけるユーザーからは、ワイヤ放電加工機の超高精度機「MP2400」に対する反応がいい。高性能機であるMV1200Rには、チルト軸を使用した部品加工アプリケーションを提案。また、細穴放電加工機は、インコネルやハステロイといった耐熱合金などの難切削材の穴あけ用途で高い評価を得ている、とも広報担当者は付け加えた。
一方、レーザー加工機では、板金加工の多様なニーズに対応するため、今年1月から新たにファイバー2次元レーザー加工機6機種が追加発売、新開発の加工ヘッド「ズームヘッド」の搭載により、材質、板厚に応じてビームを最適制御し、連続加工を可能にしている。
「6キロワットタイプ4機種には、ズームヘッドが標準で装備され、4キロワットはオプションで対応できる」ようだ。
3か所で開催されたプライベートショー全体で約2300人を集客、成約では約30億円に達した。
新開発のズームヘッド搭載で、異なる材質・板厚の連続加工を実現している
MV1200R