ダイジェット工業木村氏が欧州から日本本社勤務に異動。これまでの「足跡」取材し、紙面化

ダイジェット工業株式会社

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木村営業企画室次長

8年近くに及んだドイツ勤務から、7月4日付で日本本社勤務となった木村聡営業企画室次長をインターモールド名古屋の会場に訪ね、欧州での足跡を取材した。

 「欧州勤務を拝命し赴任したのが、2014年12月。英国にあった欧州支店の子会社化の準備を進めながら、2015年初頭には在庫センターを英国からオランダへと移設、これによって、ご注文頂いた工具を翌日に届けることが可能になった」と言う。
 担当する、主要なエリアを取り上げても、ドイツを中心に、オーストリア、イタリア、チェコ、スペイン、ポルトガル、トルコと、実に広域。
 「晴れて、ダイジェット工業の子会社となったのは2017年4月。名称は『DIJET GmbH』。場所はデュッセルドルフ。景況的には赴任から2018年まで、毎年のように右肩上がりを継続、記録を更新し続けた。2019年も悪くはなかった」。
 だが、2020年には世界的なコロナ感染の広がりによって、顧客訪問が不可能に。
 「現在も継続しているがWEBサイトの開設及び強化に着手。YouTubeにはセミナー風の動画を含む、70パターンもの動画をアップし、再生数が増える一方で、チャンネル登録数では日本本社を抜く」実績を積み上げた。
 このほかダイジェット工業の知名度を上げるため、11言語に及ぶ会社紹介のビデオ製作にも関わったそうだ。
 「最近では、昨年の2021年10月に、当社の工具を試してみたいというユーザーを増やそうと『ファンクラブ』を創設。1国1代理店(ドイツは7代理店)の活用を図っている」。