精度で勝負する三井精機。技術相談に積極対応へ

三井精機工業株式会社

三井精機工業株式会社

今年のインターモールド大阪では、PJ303Xがアピールされた。

小型、中型機を中心に、全体の需要が回復してきた三井精機工業だが「ただ、景況の不透明感が増してくるなか、延期案件が目立ってきた。製造面では、相変わらず、周辺機器の引き当てが難しい」(広報担当者)事態に遭遇しているのも現実だと言う。
 目前に迫ってきたJIMTOFでは、精密微細加工向けにプレシジョンセンタ「PJ303X」、コンパクトで接近性のいい5軸制御の立形マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」、V-Vの摺動面が際立つ高精度横形ジグボーラー「H6E」、操作性を向上させ、切り込みストロークも大幅に拡張された高精度ジグ研削盤「J350G」、そして水潤滑インバータコンプレッサ「i-14022AX2-R」を出展、提案していく計画だ。
 「Vertex55XⅢでは難削材の実加工を行うほか、加工サンプルも多数展示し、技術的な相談にも対応しながら、ご理解を深めていく機会になればと考えている」。
 精度の高さと言えば三井精機、そのブランド力の高さは折り紙付きだ。
 その一例として挙げたいのが、昨年12月にアメリカはNASAが打ち上げたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)。今年の7月には初めて撮影された遠方の星や銀河の画像が公開されたが、JWSTを構成する最も重要なパーツである主鏡の加工には、三井精機の横形マシニングセンタが採用された。
 「主鏡は1・3メートルの鏡18枚で構成され、直径6・5メートル。被削材は、強度や質量が考慮され選ばれたベリリウムと言う材料。求められた精度は鏡の厚み2・48ミリメートル±76マイクロメートル。当社の8台の横形マシニングセンタが駆使された」との経緯を広報担当者は語ってくれた。
 4年ぶりのリアルJIMTOFで、どのような出会いが生まれるか。高精度を仲立ちとして生まれる新たな関係に期待したい。