CGTECH がソフトウエア最前線、VERICUT 9・3を提案。解像度アップ、シミュレーションスピードも向上

株式会社CGTech

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シミュレーションの実践を通じて、理解を得る場にしていく(写真は7月に名古屋で開催されたインターモールド)

CGTechの広報担当者を訪問し、JIMTOFでの提案と近況について取材した


 2022年も、残すところ2か月余り、すでに1クォーターを切っている。
 「ジャパンの業績も、おかげさまでコロナ禍前の2019年レベルを凌駕するほどの回復を見ている。が、今後、どうなるか。先行きとなると、まったく、何も見えてこないのが正直なところだ」。
 目前に迫ってきたJIMTOFでは、シミュレーションソフトウエアの最前線「VERICUT9・3」が来年1月からの本格リリースに先立って、披露される予定となる。
 「オンラインセミナーや6月のインターモールド名古屋でも提案させて頂いたVERICUT9・2をベースとしつつ、解像度のアップなど表示性能の強化やシミュレーションスピードのアップを図っているのがVERICUT9・3の内容となる」と指摘する。
 これまでの「改善事項」も織り込まれていると言う。
 「JIMTOFでは3コマを確保して、実機の展示を中心に、動画でもわかりやすく解説できる場にしていきたい。会期中は、営業、技術のスタッフが常駐し、日ごろからの疑問や質問にも対応させて頂くことになる」。

 CGTechがアピールするNCシミュレーションソフトウエアの最前線「VERICUT9・3」のハイライトとも言える特徴をまとめると以下のようになる。

 【アセンブリーの構築、管理、再利用】
 回転テーブルの構成、加工用アングルヘッド、ロボットのエンドエフェクタ―、または、加工するワークと治具を含む様々なワーク固定セットアップなどのNCマシンの一部を作成、管理するために使用することができる。また、アセンブリーのライブラリーは、他の人が簡単にアクセスでき、新しいVERICUTプロジェクトで繰り返し使用できるため、プログラマーの時間を節約できる。

 【ステータスとHUDの改善】
 加工とステータスウィンドウおよびヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示される情報を効率化する。HUDは、表示されているステータス情報に合わせて自動的に更新される。また、「欄の表示の編集モード」を使用して、ステータスとHUDの設定を同時に編集することも可能。ユーザーは、今後、開くすべてのVERICUTプロジェクトで同じレイアウトを維持するために、ステータスグループの可視性をロック、およびロック解除することができる。

 【Force最適化の改善】
 Forceの改善により、加工部品の品質向上、工具と主軸軸受け寿命の延長を実現する。たわみ計算が更新され、刃先交換式インサートミルやモデルファイルカッターを含む回転工具アセンブリ―全体が考慮されるようになった。また、すべての切削工具に切削体積率の制限を追加することができる。ソリッド工具と複雑な切削工具の分析と最適化も追加された。

 【工具性能データベースと加工最適化データ】
 工具性能データベースによって、幅広い被削材の、切削工具で使用する主軸回転数と送り速度の開始値を提案する。このデータはVERICUTの工具マネージャーの加工最適化データと連動している。加工最適化データは、主軸回転数と送り速度の表を表示し、プログラマーが使用する切削工具と加工する材料に基づいて、適切な切削速度と切りくず厚の値を選択するのに役立つ。

 【CNCマシンモニタリング】
 VERICUTで使用するために、現場のCNCマシンから直接、データを取得する。VERICUT9・3でリリースされる最初の接続機能はプリチェックで、機械からデータを取得し、VERICUTの仮想機械が最高の「ツイン」であることを確認し、機械上のジョブ設定情報がVERICUTで検証されたものと一致することを検証する。ユーザーは主要な相違点を特定することができるため、機械で部品加工を行う前に、あらかじめ何が起こるかを正確に把握することができる。