プラス金型に特化した「M12下穴加工用TAドリル」リリース
ダイジェット工業がインターモールド大阪で披露

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット工業株式会社

M12下穴加工用TAドリル

ダイジェット工業は、プレス金型に特化した刃先交換式の「M12下穴加工用TAドリル」(TTD形)の新発売とモジュラーヘッド用オール超硬シャンクアーバ「頑固一徹」のラインナップ拡張を公表し、それぞれ12日から販売をスタートさせている。

 M12下穴加工用TAドリル(TTD形)の開発について広報担当者は「プレス金型においてM12固定ボルトが数多く使用されているが、その周辺には干渉物も多く、回避するためにはMTシャンクのドリルが多用されている」との現状を指摘しつつ「ただ、MTシャンクのドリルは、ハイスしか選択肢がなく、能率の向上の点で制約があったため、MTシャンクの超硬化を追求した」と語った。
 鋳鉄、ダクタイル鋳鉄加工専用で、その特長として①穴あけ箇所に干渉物があり、突き出しを長くせざるを得ないM12の下穴加工をノンステップで一発加工②従来のハイスドリルでは必要だったセンタ穴加工やステップ加工が不要となり、加工工程の削減、加工の効率化に寄与-を指摘できる。
 ▽サイズ・価格
【M12下穴加工用TAドリル本体】形番・標準価格:TTD1000MT1(MTシャンク)6万1400円(税抜き)、TTD1000S12(ストレートシャンク)3万1000円(税抜き)
【M12下穴加工用TAドリルインサート】形番・サイズ:TTD形・・・φ10・2、φ10・3、φ10・4(3形番)標準価格:7千200円(税抜き)

 一方、今回の頑固一徹のラインナップ拡張は「より突き出しの長い加工でも使用したい」とのニーズに対応し、具体化させたもの。最大の全長360ミリから380ミリ、首下長さも295ミリから315ミリへと拡大させた。
 ▽エンドミルシャンクタイプ:受注生産含む7形番がラインナップされ、標準価格は5万9570円~23万960円。
 ▽ストレートアーバタイプ:受注生産含む11形番がラインナップされ、標準価格は5万8370円~23万960円。


頑固一徹