ピーター・オッテン社長インタビュー(グーリングジャパン)。今後も自社製品の再研磨に注力

グーリングジャパン株式会社

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グーリングジャパンのピーター社長

グーリングジャパンのトップにピーター・オッテン社長が就任し、代理店の会合や新年賀詞交歓会などで頻繁に見かけるようになった。どのような人物なのだろうと、早速、取材を申し込んでみた。

 ピーターさんと呼んでいただいて構いません-気さくな人柄を感じさせる、好感度の高いドイツ人と言うのが第一印象だ。日本語も実に堪能で、奥様は日本人という「どこかで聞いた」(笑)エピソードの持ち主でもある。
 2012年にドイツの大学を卒業し、日系企業に就職、翌年に日本本社に異動となり、以来、日本での生活がスタートした。
 「2015年3月、ご縁があってグーリングジャパンに入社した。名古屋工場で2年間、技術者として勤務した後、キーアカウントのコマツNTCをサポート。GM向け工具の設計ほか、立ち合いにも関わった。メキシコほか、2019年まで海外出張が多かった」。
 だが、コロナ禍に突入して、海外出張は激減。2023年1月から10月まで、グーリングを離れたが「幸運なことに、ジャパンの社長の打診を受け、快諾して、昨年の11月に就任した」。
 技術者だけに名古屋工場の「改革」にも心血を注いでいる。
 「特殊工具の製作依頼は、ドリル、リーマが多いが、今後も自社製品の再研磨に注力していく。新規設備の導入、工場のレイアウト変更などにも着手するなか、スタッフのトレーニングの重要性が増しており、色んなレベルでサービスの向上に努めていきたい」。
 ピーター社長に拡販アイテムを挙げるとすれば、との問いには、難削材向けドリルの「RT100INOX PRO」、リーマの「HR500シリーズ」、工具管理システム「GTMS」などが指摘された。
 「特にGTMSは、ソフトウェア単体での販売も行っており、国内でのサポート体制もドイツ人技術スタッフを中心に万全。お気軽にお問い合わせいただければ」とのことだ。