ハイエンド5軸加工機「YBM Vi50」を機上計測と組み合わせて提案した安田工業
ワークの着脱なしで1ミクロンレベルの追い込みも可能

安田工業株式会社

安田工業株式会社

高橋国内営業部長

メカトロテックブースでアテンドしていた安田工業の高橋国内営業部長を訪問。東海地方初出展のハイエンド5軸加工機「YBM Vi50」、欧米のみならず、日本市場でも認知度が高まってきた部品加工の量産化に対応する「PX30i」への反応を中心にヒアリングを試みた。

 「半ば、当然かもしれないが、Vi50自体、初めて見る来場者も多かった。ブースでは機上計測と組み合わせ、加工ワークをスキャニングしながら3次元形状での情報を取り込める、機内計測のメリットをアピール。加工ワークが狙った寸法に達していなくても、ワークの着脱なしで、1ミクロンレベルの追い込みも可能だ」と提案した機内計測のメリットを説明する。
 また、Vi50は、中部エリアで、EVの低コスト化にも関連する、車両前・後部の一体成型を実現する「ギガプレス需要」への対応も視野に入れており、事実、引き合いから受注への手応えも掴みかけている。
 一方、PX30iは、日本でも欧州同様に、半導体製造装置関連需要を刺激しつつある。
 「ワークチェンジャーの搭載といった、自動化が図りやすい機種。すでに関西、関東では実績を積み上げつつあり、中部圏においても『部品加工を高生産性・高品質・高収益の3Kにしてみせる』機会を増やしていければ」と訴える。
 4日間の会期中、安田工業ブース来場者の2割程度は、新規で占めたそうだ。