ゼロバリシリーズ最前線 クロス穴、薄肉専用のハイブリッドドリル
ギケンと言えば「ゼロバリ」

株式会社 ギケン

株式会社 ギケン

石川社長

2月21、22の両日、ポートメッセ名古屋で開催されていた機械加工システム展に足を運んだ。
 「バリの出ない不思議なドリル」と言えば、福井のギケン、と呟きながら、会場を歩いてブースに到着。だが、人垣ができて、取材のタイミングを見つけるのが困難なほど、ブース前は常時、人だかりだった。
 石川社長は「バリで困っていない人はいない。どうにかならないか、関心を呼ぶポイントはここに尽きる」と語る。
 バリ取りには手作業が付きまとう。バリが発生しなければ、人手不足にも一役買うのは、今や常識。
 「受注面での厳しさはあるものの、ユーザーサイドでは比較的時間的余裕があるため、加工依頼や引き合いは増えている。肌で感じる需要の特徴のひとつは、金属はもちろん、樹脂・その他のユーザー様からも、φ1ミリ以下へのニーズが高まってきたことだろう。小径ニーズは今後も広がりを見せてくると思う」。
 ゼロバリシリーズの最前線に位置するのが、「ZERO BURR STUB」。アルミスタブは、アルミ、樹脂、真鍮、銅を対象、マルチスタブは鉄とステンレスを対象とするクロス穴、薄肉専用のハイブリッドドリルで、φ1・0ミリ~φ16・0ミリ、0・1ミリ単位でラインアップする。
 「スピードアップを図ったのも特長で、当社従来比2~3倍」。
 また、ディーラーとの同行PRで評判が高まっているのが「ZERO BURR TIP」。再研磨可能なチップのため、リプレースされることが目立ってきたと言う。このほか、特殊品への相談も着実に増えてきているようだ。