国際ロボット展に出展したCGTech
VERICUTの需要はさらに拡大見込む

株式会社CGTech

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CGTechの国際ロボット展ブース。新規開拓に努めた

2023年の幕が下りようとするなか、CGTechの茨木マネージャーを国際ロボット展会場に訪ねた。
 「リアルで面談する機会が増え、業績としてもコロナ禍前に戻りつつある。弊社のVERICUTを活用したGコードNCプログラムのシミュレーションへのニーズは、来年はさらに高まってくると予想している。エリアで見れば中部圏での案件は多く、需要は高い」。
 そのためにも、ユーザーが何をしたいのか、ヒアリングしていくことが重要になる。
 メカトロテック開催直前に、名古屋でユーザー事例発表会が開催された。
 「予定通りの参加者数をみた。豊田自動織機さんの発表だったが、段取り替えの多い現場で、量産対応の好例。効率をいかに上げていくかが問われるなか、治具や工具など、VERICUTを駆使してセットアップしていくリアルな報告がなされた」。
 コロナ禍が明け、4年ぶりの開催だったと言う。
 また、今回の国際ロボット展は初参加だった。
 「新しい分野でのニーズを掘り起こしていくため、出展を決めた。来場者ばかりか、弊社にとっては、出展社にポテンシャルユーザーが多い。意見交換からスタートした形だ」。
 エラーや衝突の危険防止、加工効率の向上を実現していくシミュレーションソフト、VERICUT。このほど、バージョンアップがなされ、日本版が来年の2月か3月にはリリースされる。期待したい。