DMG森精機伊賀事業所プライベートショーに9600人以上来場

ＤＭＧ森精機のＩＧＡ ＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮ ＤＡＹＳには、９６００人を上回る過去最多のユーザー、ディーラーが来場。工具、ツーリング機器などの２２社との協業にも目を見張るものがあった。本紙は、ピンポイントではあるが、来場アンケートを実施。具体的に名前を挙げてもかまわないとの承諾を得た人の中から紙面化してみた。

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勉強を兼ねて来場したという、東京都武蔵村山市にて精密金属加工を事業内容とする伊東ＮＣ工業の営業担当小山綾一さん、加工担当小野遼也さんは、「『ＮＬＸ４０００‐１５００』を見に来たが、同機はもちろん、五軸加工機は特に興味深かった。導入すればかなり活躍できる。導入については、社内で検討が必要」と述べた。

自動車部品メーカー、デンソー工機部機械課の植田智之さんは、「多種多様な部品を加工する当社では、汎用性が要求される。この点、『ＮＴＸ』はタレットを備え複合加工もでき魅力的だ。当社の現場にマッチしている」と感想を述べた。

静岡県を拠点として同県からアジアまで販売ネットワーク広げているＦＡ機器の総合商社静岡制御の営業担当斉藤誠一さんは、「レーザー加工機がよかった。耐摩耗材を扱っている顧客に適している」と、プライベートショーの感想を述べ、導入案件について伺うと、「現状導入案件は見えていない。静岡県内の補助金案件も少なかった」と述べた。

顧客のサポートで来場したという金融機関の営業担当者は、設備投資案件の動向にいて、「現状、補助金抜きの設備投資は困難な状況にある。補助金がなくても設備投資ができる経済環境に早くなってほしい」と語った。

導入についての積極的な声を聞くことはできなかったが、来場者のニーズに応える製品との出会いはあったようだ。

大盛況の会場