戦略的ソフトウエアによる切削加工への貢献‐コロプラスで何ができるか（サンドビック・コロマント）
コロカットQD
- コロプラスと言うソフトウエアで何ができるか-という問題提起がサンドビックの広報担当者から提出された。
- 「切削加工で問題になりがちな、被削材や加工条件による工具選定などのソリューションを提供していくソフトウエアで、ブースに足を運んでいただき実地に確認して頂ければ、と思う」。
- たとえば「ツールガイド」。文字通り、推奨工具の案内であり、被削材や加工内容に基づいた工具の選定をはじめ、加工プロセスと切削条件の検索、一歩進んで推奨切削条件を導いてくれるというものだ。
- 「深穴加工用の推奨値は？」「タップ加工の推奨値は？」と検索すると「答え」に誘導される。
- また「プロセスコントロール」というシステムは、被削材との衝突を検出して加工を自動的に停止させ、機械トラブルを未然に防いだり、工作機械の状態を取得して、メンテナンスのシミュレーションなどが行えると言う。
- 「最終的に、より高い生産性と利益を生み出すことに貢献していきたい」との思いがあるようだが、ソフトウエアの詳細については、ブースに足を運んで、質問をぶつけて欲しいとのことだ。
- 切削工具でのチェックアイテムと簡略な説明を以下に紹介する。
- 【旋削加工用工具】
- ▼コロターン・プライム・・・加工速度と送りを２倍にする、全方向の旋削加工は、素早く切り屑を除去し、より多くの部品加工を可能とする。
- ▼コロカットＱＤ・・・Ｙ軸突切り加工用で、チップポケットが９０度回転した設計。Ｙ軸を備えたターニングセンタ、複合加工機におけるブレードの剛性が６倍以上に向上する。
- ▼コロカットＱＦ・・・安定性の高い端面溝入れ工具。比類なき信頼性、良好な加工の安定性に貢献する。
- 【超硬ソリッド工具】
- ▼コロミルプルーラ・・・重荒加工、仕上げ加工、スレッドミーリング加工対応工具。難削材を含む様々な加工場面で威力を発揮する。
- ▼コロドリル８６０・・・優れた切り屑排出性を実現し、トラブルのない、高い貫通能力の穴あけを提供する。
- ▼コロタップ・・・大量生産に向く工具。少量から中量については、コロタップＸＭをラインアップする。
- 会期中、ＤＭＧ森、中村留、滝沢、ファナックの各機械メーカとの協力で、ライブデモを実施。併せてセミナーも行われ、自社企画で５回、パブリックで２回という「目白押し」の企画に期待あれ！ 以上、サンドビックの取り組みについて、概観してきたが、今回のブースイメージは、本社主導によるデザインで、先般、行われた米・ＩＭＴＳ、独・ＡＭＢでも実践されたと言う。
